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ノーベル賞受賞者さえも撤退させる市場

2013.08.17 (Sat)
LTCMというファンドをご存知でしょうか?
scholes
「ロング・ターム・キャピタル・マネジメント」
(Long Term Capital Management)
のことで、世界最強のヘッジファンドと呼ばれていました。

投資を勉強された方には常識であるかも知れませんが、このヘッジファンドが世界最強と呼ばれていた所以は、
LTCMのメンバーの中に 2人のノーベル賞受賞者がいたからです。

一人は金融経済学者でスタンフォード大学教授マイロン・ショールズ、もう一人は数学出身の経済学者でハーバード大学教授ロバート・マートンです。

2人は1997年に、フィッシャー・ブラックと共同でいわゆる「ブラック・ショールズの公式」で知られるデリバティブの価格付け理論によりノーベル経済学賞を受賞しました。

「ブラック・ショールズの公式」は、オプション取引に携わった方は誰もが目にする、オプション価格を算出する計算式です。 この理論は、オプションの理論価格を評価する公式を発表したもので、それ以前のオプション価格が市場における需給により形成されていたことを考えると、まさに画期的な発見でした。

「この天才と呼ばれる金融のプロ中のプロで構成されたファンドですら破滅したのです」

LTCMショックLTCM破綻の要因はいくつか考えられていますが、1998年10月7日のLTCMショックで円の大暴騰、ドルの大暴落が発生し、日中の東京市場は130円台で推移していましたが、翌日10月8日ロンドン市場で111.5円まで一気に動く鬼のような円高が発生したのです。

短期間で20円超の円高・・・
今考えてもゾッとしますね。

この時の日経平均の変化を皆さんはどのように想像されますか?
売りが売りを呼ぶ大暴落っていうパターンが思い浮かびますが、実際の1週間の株価推移は(始値・高値・安値・終値・前日比)、

天才たちの誤算?1998年10月7日 13,096 13,826 13,096   終値13,826 +804
1998年10月8日 13,749 13,749 12,988  終値13,026 ▲ 800
1998年10月9日 12,923 13,302 12,788  終値12,880 ▲ 146
1998年10月12日 12,978 13,573 12,978  終値13,555 +675
1998年10月13日 13,539 13,592 13,241  終値13,243 ▲ 312
1998年10月14日 13,265 13,454 13,057  終値13,071 ▲ 172
1998年10月15日 13,113 13,185 12,893  終値12,995 ▲ 75

となっており、ちょっと想像していたのとは違っていませんでしょうか?
色々な思惑があり、当日は下落したのではなく大幅上昇し、その後に大暴落という展開で、大往復ビンタの相場となりました。

これを誰が予測し、対処できるというのでしょうか。

この事件を「天才達の誤算」とか「一億分の一の敗北」などと比喩されていますが、結局相場は「誰にも予想や予測のできない」もので「未来は過去の繰り返しではない」ことを立証する事件であったと私は考えています。
 

      
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